リクルートエージェントを利用していると、担当者とのやり取りに違和感を覚えることがあります。
- 希望と違う求人ばかり紹介される
- IT職種や担当工程を理解してもらえない
- 応募を急かされる
- 返信が遅く、選考が進まない
- 本音を相談しにくい
このような状態が続くと、「担当者を変更してよいのか」「変更したら不利にならないか」と不安になるでしょう。
結論として、リクルートエージェントではキャリアアドバイザーの変更を依頼できます。
公式ヘルプでも、変更希望は問い合わせ窓口で受け付けており、「問い合わせる」ボタンから連絡するよう案内されています。
ただし、求人の提案が合わない原因が、すべて担当者にあるとは限りません。
担当者を変更する前に、自分の希望条件が具体的に伝わっているかを確認することも必要です。
この記事では、担当者を変更した方がよいケース、変更を急がなくてよいケース、問い合わせ窓口へ送る文面を解説します。
結論|担当者が合わない状態が続くなら変更してよい
リクルートエージェントの担当者が合わない場合、無理に同じ担当者と転職活動を続ける必要はありません。
リクルートエージェントは、求人紹介だけでなく、応募書類の添削、面接対策、企業との日程調整、条件交渉なども支援するサービスです。担当者とは、転職活動の複数の場面でやり取りすることになります。
相談しにくい状態が続けば、希望条件を十分に伝えられず、紹介された求人を正しく判断できなくなる可能性があります。
ただし、最初から変更を依頼するのではなく、次の順番で対応します。
- 希望条件を整理する
- 現在の担当者へ具体的に伝える
- 改善されない場合は担当者変更を依頼する
- 必要に応じて他社も併用する
「担当者が合わないこと」と「リクルートエージェント自体が合わないこと」は別です。
担当者との認識差が原因なら、変更によって転職活動を続けやすくなる可能性があります。
担当者変更を検討した方がよい5つのケース
希望と違う求人ばかり紹介される
希望職種、勤務地、年収、働き方を伝えているにもかかわらず、条件から大きく外れた求人紹介が続く場合は、担当者変更を検討します。
ただし、希望条件に合う求人が市場に少なく、選択肢を広げる目的で別の求人を提案している可能性もあります。
変更を依頼する前に、次のように確認してください。
ご紹介いただいた求人が、希望している業務内容と異なると感じています。今回の求人をご提案いただいた理由を教えていただけますか。
提案理由に納得できず、希望条件を伝え直しても状況が変わらない場合は、担当者との認識が合っていない可能性があります。
IT職種や担当工程を理解してもらえない
IT転職では、同じ「エンジニア」でも担当業務が異なります。
- 開発
- インフラ
- クラウド
- セキュリティ
- プロジェクト管理
- ITコンサルティング
- 社内IT
さらに、運用、構築、設計、要件定義では、求められる経験と責任範囲が違います。
たとえば、クラウド設計へ進みたいと伝えているのに、監視・運用求人ばかり紹介される場合、希望する担当工程まで伝わっていない可能性があります。
次のように、経験と希望を具体化します。
現在はインフラ運用を担当していますが、次の転職ではAWSの基本設計と顧客との要件調整を担当したいと考えています。
ここまで伝えても求人の方向性が改善されない場合は、IT領域や希望職種に詳しい担当者への変更を依頼します。
応募を必要以上に急かされる
転職エージェントから応募を勧められること自体は不自然ではありません。
しかし、次のような状態が続く場合は注意が必要です。
- 求人内容を確認する時間を与えられない
- 応募しない理由を伝えても繰り返し勧められる
- 希望と違う求人への応募を強く求められる
- 仕事内容への質問に答えないまま応募を促される
応募数を増やすことより、自分が入社を検討できる求人かを確認する方が重要です。
応募を勧められたときは、少なくとも次を確認します。
- 採用背景
- 配属予定
- 最初に担当する仕事
- 求められる経験
- 期待される成果
- 勤務形態

返信や対応の遅れが転職活動へ影響している
担当者からの返信が一度遅れただけで、すぐに変更する必要はありません。
一方で、次の状態が繰り返される場合は、転職活動に支障が出ます。
- 応募希望を伝えても手続きが進まない
- 面接日程の確認に時間がかかる
- 選考結果が共有されない
- 質問への回答がない
- 重要な期限が近いのに連絡が取れない
まずは担当者へ連絡し、状況を確認します。
リクルートエージェントの公式記事でも、担当者からの連絡がない場合は、まず担当者や部署へ連絡し、それでも連絡がなければ問い合わせフォームを利用する方法が案内されています。
同じ問題が続く場合は、担当者変更を検討します。
本音を相談できない
転職活動では、求人条件だけでなく、次のような迷いも担当者へ相談します。
- 今すぐ転職すべきか
- 現職へ残るべきか
- 年収と仕事内容のどちらを優先するか
- 管理職と専門職のどちらへ進むか
- 希望条件を下げるべきか
担当者に遠慮して本音を話せなければ、自分に合う提案を受けにくくなります。
話し方や考え方の相性が合わず、相談すること自体が負担になっている場合は、担当者変更の理由になります。
すぐに担当者変更しなくてもよいケース
希望条件が曖昧なままになっている
「年収を上げたい」「良い会社へ行きたい」だけでは、担当者も求人を絞れません。
少なくとも次の項目を整理します。
- 希望職種
- 担当したい工程
- 生かしたい経験
- 希望年収
- 勤務地
- 出社・リモートの希望
- 管理職と専門職のどちらを目指すか
- 絶対に避けたい条件
条件を整理していなければ、担当者を変更しても同じ問題が起こる可能性があります。
担当者から提案理由を説明されている
希望と完全には一致しない求人でも、応募者の経験を生かせると判断して提案されることがあります。
求人を断る前に、次を確認します。
私のどの経験が、この求人と合っていると判断されましたか。
提案の意図を確認すると、自分では考えていなかった選択肢が見つかる場合があります。
ただし、説明を聞いても転職目的と合わないなら、応募する必要はありません。
一度伝えただけで判断している
担当者が希望を正確に理解できていない可能性もあります。
一度希望を伝えただけで変更するのではなく、条件を具体化して伝え直します。
それでも改善しない場合に、担当者変更へ進みます。
担当者変更を依頼する方法
リクルートエージェント公式ヘルプでは、キャリアアドバイザーの変更希望を問い合わせ窓口で受け付けています。
手順は次のとおりです。
- リクルートエージェントの公式ヘルプを開く
- 「担当のキャリアアドバイザーは変更できますか?」を確認する
- 画面下部の「問い合わせる」ボタンを選ぶ
- 担当者変更を希望する理由を送信する
担当者本人へ直接伝えることに抵抗がある場合も、問い合わせ窓口から依頼できます。
担当者変更を依頼するときの例文
そのまま使用できる文面は次のとおりです。
件名:キャリアアドバイザー変更のご相談
リクルートエージェント
お問い合わせ窓口ご担当者様お世話になっております。
現在、転職支援サービスを利用している〇〇〇〇です。現在の担当者へ希望条件をお伝えしていますが、希望職種や担当したい業務と異なる求人の紹介が続いております。
次の転職では、〇〇の経験を生かし、〇〇の業務を担当したいと考えています。可能であれば、〇〇領域に詳しいキャリアアドバイザーへの変更をご検討いただけますでしょうか。
現在の担当者にはこれまでご対応いただいており、感謝しております。より希望に合った転職活動を進めるための相談です。
お手数をおかけしますが、よろしくお願いいたします。
理由は長く書く必要はありません。
重要なのは、現在の担当者への不満だけで終わらせず、次の担当者に何を求めるかを伝えることです。
担当者変更の理由は事実で伝える
次のような感情だけを書くと、変更後に求める対応が伝わりません。
- 合わない
- 信用できない
- 話したくない
- 対応が悪い
次のように、具体的な事実へ置き換えます。
| 伝わりにくい理由 | 変更依頼で伝える内容 |
|---|---|
| 求人が合わない | 希望職種と異なる求人紹介が続いている |
| ITに詳しくない | クラウド設計と運用の違いを踏まえて相談したい |
| 返信が遅い | 応募や面接日程の確認に影響が出ている |
| 応募を急かされる | 仕事内容を確認してから応募を判断したい |
| 話が合わない | キャリア方針を相談しやすい担当者を希望している |
担当者を批判するのではなく、転職活動で必要な支援を明確にします。
担当変更が必要かどうかの判断に関しては、こちらの記事を参考にしてください。

担当者変更後に伝え直すこと
担当者が変わったら、以前の担当者へ伝えた内容がすべて共有されていると考えず、希望条件を改めて説明します。
転職する目的
- 年収を上げたい
- 担当工程を上げたい
- 管理職へ進みたい
- 専門性を高めたい
- 外資系企業へ進みたい
生かしたい経験
技術名だけでなく、担当範囲まで伝えます。
たとえば「AWS経験あり」ではなく、次のように説明します。
AWS移行案件で、顧客との要件整理、基本設計、権限設計、移行計画を担当しました。
希望する仕事
職種名だけでなく、入社後に担当したい業務を伝えます。
クラウドエンジニアを希望しています。運用ではなく、顧客との要件整理と基本設計を中心に担当したいです。
応募しない条件
紹介の精度を上げるには、希望だけでなく避けたい条件も必要です。
- 客先常駐は希望しない
- 夜間対応が中心の仕事は避けたい
- 運用監視だけの求人は応募しない
- 転勤を伴う求人は希望しない
希望条件を具体化するほど、求人を判断しやすくなります。

担当者変更すると転職活動で不利になる?
担当者変更の申し出は、応募企業の選考とは別の手続きです。
採用側が選考で確認するのは、応募者本人の職務経歴書、経験、担当範囲、成果、面接での受け答えです。
ただし、担当者変更後に紹介される求人の数や内容がどう変わるかは、一律にはいえません。
紹介求人は、次の条件にも左右されます。
- 応募者の経験
- 希望条件
- 転職時期
- 募集中の求人
- 希望地域
- 希望年収
変更後は、新しい担当者へ条件を具体的に伝え、紹介された求人が転職目的に合っているかを自分でも確認します。
新しい担当者との面談でも、経歴・希望条件・転職時期の伝え方によって求人提案の精度は変わります。
求人紹介で不利になりやすいNG例は「転職エージェントに伝えてはいけないこと|求人紹介で不利になるNG例5選」で確認できます。

担当者変更で改善しない場合は他社も併用する
担当者を変更しても、希望する求人が見つからない場合があります。
その原因が、担当者ではなく、リクルートエージェントが現在保有している求人と希望条件の不一致である可能性もあります。
その場合は、一社だけで転職活動を続けず、得意領域の異なる転職サービスを併用します。
- ITエンジニアの専門性を重視する:IT特化型
- 管理職・専門職を目指す:ハイクラス型
- 外資系企業を目指す:外資系特化型
- 企業やヘッドハンターから提案を受ける:スカウト型
複数のサービスを利用すると、紹介求人と担当者の対応を比較できます。

転職目的に合うサービスを比較したい人は、次の記事で7社の違いを確認できます。

採用担当の視点|評価されるのは担当者ではなく応募者本人
採用側が確認するのは、転職エージェントの担当者ではありません。
確認するのは、応募者本人の経験です。
- どの仕事を担当したか
- どこまで自分で判断したか
- どの成果に責任を持ったか
- 入社後に何を任せられるか
- 周囲と一緒に仕事を進められるか
転職エージェントは、求人紹介や選考調整を支援する存在です。
しかし、応募する求人を選び、職務経歴書の内容を確認し、入社先を決めるのは応募者本人です。
担当者を変更した後も、紹介された求人へそのまま応募するのではなく、仕事内容と求められる経験を自分で確認してください。
よくある質問
担当者変更はできますか?
できます。
リクルートエージェント公式ヘルプでは、問い合わせ窓口でキャリアアドバイザーの変更希望を受け付けています。画面下部の「問い合わせる」ボタンから連絡します。
担当者へ直接伝える必要はありますか?
公式ヘルプでは、問い合わせ窓口から変更希望を連絡する方法が案内されています。
担当者本人へ直接伝えることに抵抗がある場合は、問い合わせ窓口を利用できます。
変更理由を詳しく書く必要はありますか?
長文にする必要はありません。
次の2点を簡潔に伝えます。
- 現在困っていること
- 新しい担当者へ求める専門性や対応
担当者変更すると求人紹介が減りますか?
変更前後の求人紹介数は公式には保証されていません。
紹介される求人は、経歴、希望条件、転職時期、求人状況によっても変わります。
変更後は、希望職種、担当工程、年収、勤務地などを新しい担当者へ伝え直してください。
担当者を何度も変更できますか?
公式ヘルプでは、変更可能回数について明確な記載は確認できません。
変更を繰り返す前に、自分の希望条件が具体的に伝わっているかを確認します。
担当者が合わない場合は退会した方がよいですか?
すぐに退会する必要はありません。
まずは希望条件を伝え直し、改善しなければ担当者変更を依頼します。それでも合わない場合は、他社との併用を検討します。
まとめ
リクルートエージェントでは、キャリアアドバイザーの変更を依頼できます。
次の状態が続く場合は、担当者変更を検討してください。
- 希望と違う求人紹介が続く
- IT職種や担当工程を理解してもらえない
- 応募を必要以上に急かされる
- 連絡の遅れが転職活動へ影響している
- 本音を相談できない
ただし、変更前に自分の希望条件を具体化し、現在の担当者へ伝え直すことも必要です。
担当者を変更しても改善しない場合は、他社の転職エージェントを併用し、求人と担当者を比較します。
転職活動の主導権を担当者へ渡さず、紹介された求人を自分でも確認して、応募先と入社先を判断してください。
転職目的に合うサービスを比較する場合は、次の記事を確認してください。

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