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リモートワーク求人が見つからない理由|30代のビジネス職が確認すべき5つの条件

「リモートワークができる求人を探しているが、希望に合うものが見つからない」

営業、マーケティング、カスタマーサクセスなどのビジネス職では、検索結果に「リモート可」と表示されても、実際には定期的な出社や居住地域の指定がある場合があります。

国土交通省の令和7年度調査では、直近1年間のテレワーク実施率は全国で16.8%でした。前年度からは増加していますが、すべての企業や職種で利用できる働き方ではありません。

参考:国土交通省「令和7年度テレワーク人口実態調査」

リモート求人が見つからないときは、検索を続ける前に、出社頻度、居住地域、仕事内容、評価方法、年収の5つを確認する必要があります。

この記事では、30代のビジネス職がリモート求人を探すときに確認すべき条件と、求人が見つからない場合の対処方法を解説します。

目次

結論|条件を減らすのではなく優先順位を決める

リモート求人が見つからない場合、すぐに希望条件を諦める必要はありません。

最初に確認するのは、次の3点です。

  • 「リモート可」が週何日の在宅勤務を指すのか
  • 現在の経験を活かせる仕事内容か
  • 年収、職種、勤務地のすべてを固定していないか

「完全リモート」「現在より高い年収」「未経験職種」など、複数の条件を同時に求めると、応募できる求人は限られます。

すべての条件を外すのではなく、譲れない条件、できれば実現したい条件、求人を見て調整できる条件に分けてください。

条件の優先順位が決まると、応募できない求人を確認し続ける時間を減らせます。

希望条件を整理した後は、その条件から職種候補や求人検索キーワードを作ると、求人の探し方も広げられます。

AIを使って転職条件を整理し、求人候補を探す具体的な方法はこちらで解説しています。

AIで転職先を探せる?求人選びに使う方法と限界

30代のビジネス職でリモート求人が見つからない5つの理由

「リモート可」と「フルリモート」を同じ条件で探している

「リモート可」は、必ずしも毎日在宅で働けることを意味しません。

厚生労働省のテレワーク総合ポータルでも、在宅勤務の頻度は、毎日実施する場合から週数日だけ実施する場合まで、企業によって異なると説明されています。

参考:厚生労働省「テレワークとは」

求人を検索するときは、次の条件を分けて考える必要があります。

  • 出社なしのフルリモート
  • 月に数回出社
  • 週1~2日の出社
  • 週1~2日だけ在宅勤務

フルリモートを希望しているのに、「リモート可」だけで検索すると、希望と異なる求人が多く表示されます。

年収・職種・勤務地をすべて固定している

30代では、これまでの年収や職種を維持しながら、働く場所も変えたい人が少なくありません。

しかし、次の条件をすべて必須にすると、求人候補は限られます。

  • 現在より高い年収
  • 未経験の職種
  • 完全リモート
  • 居住地の制限なし
  • 希望する業界だけに応募

最初から条件を外す必要はありません。

まず、それぞれの条件に優先順位をつけ、どの条件が原因で求人が減っているか確認します。

これまでの経験と希望職種がつながっていない

リモートワークができるかどうかだけでなく、企業が求める経験と自分の職歴が一致しているかも確認が必要です。

たとえば、法人営業の経験がある人が営業職のリモート求人を探す場合、これまでの顧客対応や目標達成実績を活かせます。

一方、営業経験だけで未経験のマーケティング職に転職し、さらにフルリモートも必須とすると、応募できる求人は少なくなります。

職種を変えたい場合は、現在の経験から引き継げる業務を整理してください。

リモート環境で成果を出せる根拠を示せていない

企業が確認したいのは、リモートワークを希望する理由だけではありません。

離れた場所でも業務を進め、成果を出せるかが重要です。

応募書類や面接では、次の経験を具体的に説明します。

  • オンラインで顧客対応を行った経験
  • チャットやWeb会議を使った情報共有
  • 自分で進捗やスケジュールを管理した経験
  • 数値目標に対する実績
  • 離れたメンバーと仕事を進めた経験

「通勤時間を減らしたい」という希望だけで終わらず、リモート環境でも成果を再現できる根拠を伝えてください。

公開求人だけで探している

求人サイトで検索できる公開求人だけを見ていると、確認できる求人の範囲が限られます。

リモート求人が見つからない場合は、検索条件を緩める前に、転職エージェントが扱う求人も含めて、自分の経験で紹介可能な求人があるか確認する方法があります。

ただし、転職エージェントへ登録すれば必ずリモート求人を紹介してもらえるわけではありません。

求人紹介だけを目的にするのではなく、現在の経験と希望する出社頻度・仕事内容・年収の組み合わせで、どの程度求人があるのかを確認するために利用すると考えると分かりやすいです。

リモート求人で確認すべき5つの条件

条件1|実際の出社頻度

最初に確認するのは、実際に必要な出社回数です。

求人票に「リモート可」と書かれている場合は、次の内容を確認してください。

  • 週または月に何回出社するのか
  • 入社直後に出社期間があるか
  • 顧客訪問や出張があるか
  • 配属先によって出社回数が変わるか
  • 出社する曜日が決まっているか

「原則リモート」でも、研修期間や重要な会議では出社が必要な場合があります。

自分が対応できる出社回数を先に決めておくと、応募可能な求人を判断しやすくなります。

条件2|居住地域と通勤可能範囲

フルリモート求人でも、居住地域が指定される場合があります。

確認する項目は次のとおりです。

  • 地方在住でも応募できるか
  • 会社が指定する地域に住む必要があるか
  • 緊急時の出社が求められるか
  • 転居後もリモート勤務を継続できるか
  • 出社時の交通費や宿泊費を誰が負担するか

「全国から勤務可能」と「首都圏在住者のフルリモート」は異なります。

求人票だけで判断できない場合は、応募前または面談時に確認してください。

条件3|仕事内容と責任範囲

リモートワークができても、希望する仕事を担当できなければ、転職後のキャリアに影響します。

次の内容を確認します。

  • リモート勤務で担当できる業務
  • 出社する社員との役割の違い
  • 顧客対応や社内調整の方法
  • 入社後に求められる成果
  • 管理職やリーダーもリモート勤務できるか

働く場所だけでなく、仕事内容と責任範囲が現在の経験につながっているか確認してください。

条件4|評価方法と情報共有

リモート勤務では、仕事の進め方や評価方法も重要です。

確認する項目は次のとおりです。

  • 成果をどのように評価するか
  • 上司との面談頻度
  • 会議や情報共有に使う方法
  • リモート勤務者への情報共有に差がないか
  • 困ったときに相談できる相手がいるか

評価基準が出社時間ではなく、担当業務や成果に基づいているか確認します。

チーム内でリモート勤務がどの程度利用されているかも、実際の働き方を判断する材料になります。

条件5|年収とリモート制度の継続性

最後に、年収と勤務条件を書面で確認します。

  • リモート勤務による給与条件の違い
  • 在宅勤務手当や交通費の扱い
  • 出社方針が変更された場合の対応
  • リモート勤務できる場所
  • 勤務条件が雇用契約や就業規則に記載されるか

厚生労働省は、労働契約を結ぶ際に就業場所を明示し、テレワークを予定している場合は、自宅やサテライトオフィスなどの実施可能な場所を示す必要があると説明しています。

参考:厚生労働省「テレワークにおける労働条件明示のポイント」

面接で「リモート勤務できます」と説明された場合も、内定承諾前に労働条件通知書や就業規則を確認してください。

求人を探す前に条件を3段階に分ける

絶対に譲れない条件

生活や家庭の事情から、変更できない条件を決めます。

例:

  • 最低希望年収
  • 居住地域
  • 対応できる出社回数
  • 雇用形態

できれば実現したい条件

求人内容によって判断したい条件を整理します。

例:

  • 希望業界
  • 役職
  • フレックスタイム
  • 入社時期

求人を見て調整できる条件

仕事内容や年収との組み合わせで調整できる条件を決めます。

例:

  • 企業規模
  • 出社する曜日
  • 使用する業務ツール
  • 部署名や役職名

条件の数を機械的に減らす必要はありません。

譲れない理由を説明できる条件と、求人内容を見て調整できる条件に分けることが重要です。

30代がリモート転職で整理すべき実績

営業職の場合

  • オンライン商談の件数
  • 売上や目標達成率
  • 新規顧客や既存顧客の担当実績
  • 顧客情報を管理した方法

マーケティング職の場合

  • 担当した施策
  • 広告予算や担当範囲
  • 改善した数値
  • 営業や制作部門との連携方法

カスタマーサクセスの場合

  • 担当した顧客数
  • 継続率や解約率の改善
  • オンラインでの導入支援
  • 問い合わせ対応を改善した実績

職種名だけではなく、担当範囲、行動、結果の順で整理してください。

リモート勤務の経験がない場合も、自分で進捗を管理した経験や、オンラインで関係者と仕事を進めた経験は説明できます。

リモート求人が見つからないときの探し方

次の順番で条件と探し方を見直します。

  1. 希望する出社回数を具体的にする
  2. 居住地域と通勤可能範囲を決める
  3. 現在の経験を活かせる職種から探す
  4. 公開求人と転職エージェントの求人を比較する
  5. 条件に合う求人がない場合に検索条件を調整する

最初から希望年収や職種を下げるのではなく、どの条件が求人を狭めているか順番に確認してください。

転職エージェントを利用するか迷っている場合は、次の記事で向いている人と向いていない人を確認できます。

ビジネス職のリモート求人を確認する方法

営業、マーケティング、カスタマーサクセスなどの経験を活かしてリモート転職したい場合は、リモートワーク×ビジネス職に特化した転職エージェントも選択肢になります。

Remofulでは、社会人歴3年以上で、フルタイム正社員としてリモートワークができるビジネス職を探している人を相談対象としています。

ただし、経験、年齢、職種、希望条件によっては、面談や求人紹介を受けられない場合があります。

自分の経験で紹介可能な求人があるか確認したい場合は、次の記事でRemofulの対象者と注意点を確認してください。

よくある質問

フルリモート求人だけに絞ってもよいですか?

居住地域や家庭の事情から出社できない場合は、フルリモートを必須条件として探す必要があります。

出社が可能な場合は、月数回出社の求人も含めて比較すると選択肢が広がります。

希望条件を変える前に、フルリモートにする必要がある理由と、対応できる出社回数を整理してください。

30代未経験でもリモート転職できますか?

未経験職種へ応募できるかは、求人条件とこれまでの経験によって異なります。

現在の職種と希望職種に共通する業務を整理し、何を引き継げるか説明する必要があります。

未経験職種とフルリモートの両方を必須にする場合は、応募できる求人があるか転職エージェントにも確認してください。

地方在住でも応募できる求人はありますか?

地方から応募できるリモート求人もありますが、居住地域や出社条件は求人ごとに異なります。

「フルリモート」と書かれていても、緊急時の出社や研修期間中の出社が必要な場合があります。

応募前に、居住可能地域、出社回数、交通費の扱いを確認してください。

まとめ|求人を増やす前に条件と経験を整理する

リモートワーク求人が見つからない場合は、検索を続ける前に次の5つを確認してください。

  • 実際の出社頻度
  • 居住地域と通勤可能範囲
  • 仕事内容と責任範囲
  • 評価方法と情報共有
  • 年収とリモート制度の継続性

すべての希望を諦める必要はありません。

譲れない条件と調整できる条件を分け、現在の経験を活かせる求人から確認します。

ビジネス職のリモート求人を探している場合は、Remofulの対象者と注意点を確認し、自分の経歴や希望条件がサービスの対象に合うか確認してください。

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この記事を書いた人

元Amazon Web Services(AWS)社員。Loop面接を担当し、多数のITエンジニア・コンサルタントの採用に携わる。

現在はITコンサルティング会社でマネージャーとして採用・育成にも従事。

自身も8回の転職を経験しており、採用する側・採用される側の両方の視点から、30代・40代IT人材向けに転職情報を発信している。

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