「外資系企業は英語が話せる人しか入れない。」
そう思っていませんか。
実は、それだけで外資系企業を候補から外してしまうのは非常にもったいないことです。
私がAWSでLoop面接を担当していた頃も、日本ではあまり知られていないものの、世界では高いシェアを持つ企業から転職してくる候補者を数多く見てきました。
そうした企業には、給与や働き方、キャリアの面で魅力があるにもかかわらず、日本では知名度が低いという理由だけで応募が少ないケースがあります。
その結果、国内の有名企業よりも、自分の経験が評価されやすいことも珍しくありません。
この記事では、30代・40代のIT転職で知っておきたい「日本では知名度が高くないものの、世界では評価されている外資系企業」を紹介します。
なぜ「日本では無名の外資系企業」が狙い目なのか
転職サイトを見ていると、多くの人は知っている会社ばかりに応募します。
例えば、大手SIerや有名IT企業、誰もが名前を知る外資系企業です。
当然ですが、応募が集中すれば競争率も高くなります。
一方で、世界では高いシェアを持ちながら、日本では知名度が高くない企業も数多く存在します。
こうした企業は、
- 世界的には安定した事業基盤がある
- 年収水準が高い
- 最先端の技術や製品に携われる
- それでも日本では応募者が少ない
という特徴があります。
私自身、AWSでLoop面接を担当していた頃、日本ではあまり知られていない外資系企業から転職してくる候補者を見かけることがありました。
企業名だけを見ると知らない会社でも、担当製品を聞くと世界中で使われているサービスだった、というケースは珍しくありません。
転職では、「知っている会社だから安心」という考え方よりも、「どんな事業を展開している会社なのか」を見る方が、自分に合った企業と出会える可能性は高くなります。
応募者が少ない求人でも、単に人気がないだけの求人と、経験が合えば狙い目になる求人があります。
応募者数だけで判断せず、募集背景や必須条件を確認する方法は次の記事で解説しています。

採用担当がおすすめする「穴場」の外資系IT企業10選
ここで紹介する企業は、「必ず転職すべき企業」という意味ではありません。
共通しているのは、世界では高く評価されている一方、日本ではまだ応募者が集中しにくい企業であることです。
採用担当の立場から見ると、こうした企業は「会社名」だけで応募が集まることが少ないため、自分の経験やスキルが求人に合っていれば十分に勝負できます。
1. Datadog
クラウド環境の監視や運用を支援するサービスを提供しています。
クラウドの普及とともに急成長した企業で、多くのグローバル企業が導入しています。
AWSやAzure、Google Cloudの運用経験や、監視・障害対応の経験がある人は親和性が高いでしょう。
2. Cloudflare
Webサイトの高速化やセキュリティサービスを提供する企業です。
世界中のWebサービスを支えるインターネット基盤の一つであり、多くの企業が利用しています。
ネットワーク、セキュリティ、Webインフラの経験がある人に向いています。
3. Snowflake
クラウド型データ分析基盤を提供しています。
データ活用を進める企業が増え、需要が拡大している分野です。
データベースやBIツール、データ分析基盤の経験がある人は経験を活かしやすいでしょう。
4. MongoDB
NoSQLデータベースで知られる企業です。
エンジニアには有名ですが、一般的な転職市場では見落とされがちな企業です。
アプリケーション開発やデータベース設計の経験がある人との相性が良い企業です。
5. HashiCorp
TerraformやVaultなど、インフラ自動化やセキュリティ製品を提供しています。
クラウド時代のインフラ運用には欠かせない製品を数多く展開しています。
Infrastructure as Codeやクラウド構築の経験がある人には魅力的な環境です。
6. Confluent
Apache Kafkaを商用サービスとして展開している企業です。
リアルタイムデータ処理の需要拡大とともに存在感を高めています。
データ連携やマイクロサービス開発、イベント駆動アーキテクチャに携わった経験がある人は強みを活かせます。
7. Okta
ID管理や認証サービスを提供する企業です。
ゼロトラストセキュリティの普及に伴い、日本でも導入が増えています。
認証基盤やセキュリティ、クラウド管理の経験がある人との相性が良い企業です。
8. Rubrik
バックアップやランサムウェア対策など、データ保護ソリューションを提供しています。
企業のサイバーセキュリティ投資が拡大する中で注目されています。
バックアップ製品やストレージ、セキュリティ分野の経験がある人は挑戦しやすいでしょう。
9. Dynatrace
アプリケーション監視やAIを活用した運用支援を提供する企業です。
システム全体を可視化し、障害解析を支援する製品として世界中で利用されています。
運用監視やSRE、パフォーマンス改善に携わってきた人に適しています。
10. Fastly
CDNやエッジクラウドサービスを提供する企業です。
動画配信やECサイトなど、大規模サービスの高速化を支える技術で高い評価を受けています。
ネットワークやCDN、Webパフォーマンス改善の経験がある人は強みを活かせます。
外資系企業の年収水準が高くても、企業が求める必須条件と自分の経験が一致しなければ採用にはつながりません。
技術経験、担当工程、成果を求人票の条件へ対応させる方法は、次の記事で解説しています。

採用担当から見た共通点
採用担当として感じるのは、このような企業を受ける人には二つのタイプがいることです。
一つは、「外資系だから」という理由だけで応募する人。
もう一つは、「この製品を使ったことがある」「この技術に興味がある」「自分の経験が活かせる」と考えて応募する人です。
面接では、その違いは想像以上にはっきり伝わります。
後者の人は、自分の経験と企業が求める人材像を結び付けて話せるため、志望動機にも説得力があります。
企業研究とは、会社概要を暗記することではありません。
「自分の経験が、この会社でどう役立つか」を説明できるようになることです。
その視点を持つだけで、知名度だけで企業を選ぶ人より一歩リードした転職活動ができるでしょう。
自分の経験と企業の募集条件を結び付けるには、職務経歴書でも担当範囲、成果、応募先との共通点が伝わる状態にする必要があります。
採用担当が最初に確認するポイントは次の記事で解説しています。

外資系企業へ転職するときに知っておきたいこと
外資系企業は魅力が多い一方で、「外資だから」という理由だけで応募するのはおすすめできません。
企業ごとに文化や評価制度は大きく異なります。
例えば、成果を重視する企業もあれば、チームワークを重視する企業もあります。
また、日本法人の規模によっても働き方は変わります。
社員数が数十人の会社では、一人が担当する仕事の範囲が広くなることがあります。
一方で、数千人規模の日本法人を持つ企業では、日系企業と大きく変わらない組織体制で働くケースもあります。
そのため、「外資系」という言葉だけで判断するのではなく、
・どのような製品やサービスを扱っているのか
・日本法人はどのくらいの規模なのか
・自分の経験を活かせるポジションがあるのか
この3つを確認することが重要です。
企業名だけで判断してしまうと、自分に合う会社を見逃してしまう可能性があります。
反対に、自分の経験が活かせる企業を探すという視点で見ると、日本ではあまり知られていない優良企業が数多く見つかります。
外資系企業は「会社名」より「事業内容」で選ぶ
転職活動をしていると、どうしても会社名で判断してしまいがちです。
しかし、採用する側から見ると、会社名だけで応募している人は意外と分かります。
志望動機を聞いたときに、
「有名だから」
「外資だから」
「年収が高そうだから」
という理由しか出てこない人は、企業研究が十分とは言えません。
一方で、
「この製品が好きだから」
「この市場は今後も成長すると考えているから」
「これまでの経験をこの事業で活かせると思ったから」
このように事業や製品を理解した上で応募している人は、採用担当にも熱意が伝わります。
私がAWSでLoop面接を担当していた頃も、会社名ではなく「なぜこの会社なのか」を自分の言葉で説明できる人ほど印象に残りました。
外資系企業を探すときも、企業名だけを見るのではなく、
・何を作っている会社なのか
・どの業界で強みを持っているのか
・今後も成長が期待できる市場なのか
という視点で調べることをおすすめします。
それだけでも、自分に合った企業を見つけられる可能性は大きく高まります。
応募したい企業が公開求人を出している場合は、自己応募と転職エージェント経由のどちらを使うかも判断します。
採用評価と企業側の意思決定にどのような違いがあるかは、次の記事で解説しています。

まとめ
外資系企業というと、一部の有名企業だけを思い浮かべる人が多いかもしれません。
しかし、世界には優れた技術や製品を持ちながら、日本ではまだ十分に知られていない企業が数多くあります。
そうした企業は、応募者が比較的少ないこともあり、自分の経験やスキルが評価されやすい可能性があります。
もちろん、知名度が低いという理由だけで応募するべきではありません。
大切なのは、
・事業内容に共感できるか
・これまでの経験を活かせるか
・今後も成長が期待できる市場か
という視点で企業を見ることです。
転職は、知名度の高い企業に入ることがゴールではありません。
自分が成長でき、長く活躍できる会社を見つけることが、本当の意味で転職を成功させる近道です。
IT・外資系企業への転職を考えている方へ
今回紹介したような企業の求人は、一般的な転職サイトだけでは見つけにくいことがあります。
特に外資系企業やハイクラス求人は、転職エージェント経由で募集されるケースも少なくありません。
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