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転職のスカウトはなぜ届く?企業の人事から直接連絡が来る理由と確認すべきこと

転職サイトやビジネスSNSに登録していると、企業の人事から突然スカウトが届くことがあります。

「なぜ自分に?」

普段あまり接点のない会社や、自分では応募を考えていなかった会社から連絡が来れば、そう思うのは自然です。

ただ、企業からスカウトが届いたことだけで「自分が高く評価されている」「採用される可能性が高い」と判断するのは早いです。

見るべきなのは、スカウトが届いたことではありません。

「自分のどの経験を見て連絡したのか」

ここを確認すると、そのスカウトを受ける価値があるのか判断しやすくなります。

目次

企業の人事からスカウトが届くのはなぜ?

企業が候補者を探す方法は、求人を掲載して応募を待つだけではありません。

企業側から候補者を探し、経験やスキルを見て直接連絡することもあります。

そのため、自分からその会社へ応募していなくてもスカウトが届くことがあります。

ただし、スカウトが届いた理由は一つではありません。

職種、業界、経験年数、担当してきた仕事、役職、保有スキルなど、企業側が候補者を探す際に見ている情報はいくつもあります。

だから重要なのは、

「スカウトが来た=自分を詳しく評価した」

と考えないことです。

どこまで自分の経歴を見て連絡してきたのかは、スカウトの文面だけでは分からないことがあります。

自分の経験が募集ポジションと合っている

まず考えられるのは、自分の経験と企業が募集しているポジションに接点があるケースです。

たとえばIT転職なら、

・特定のクラウドサービスを扱った経験
・特定業界でのプロジェクト経験
・マネジメント経験
・営業やコンサルティングの経験
・特定の技術領域での実務経験

などが、企業の探している人材と合っていることがあります。

ここで見るべきなのは、単純な職種名の一致ではありません。

「自分のどの経験が、その会社のどの仕事と合っているのか」

まで確認します。

スカウトされた求人の応募条件を見るときも、必須条件を満たしているかだけではなく、実際に任される仕事との接点を見ることが大切です。

プロフィールに書いた経験やスキルが目に留まることもある

企業側が候補者を探すとき、プロフィールに書かれている情報は重要な手掛かりになります。

たとえば、

AWS
SaaS
プロジェクトマネージャー
法人営業
コンサルティング
マネジメント

といった経験やスキルです。

自分では経歴の一部分だと思っていても、企業が探している条件と一致すれば候補者として見つかることがあります。

そのため、スカウトが届いたら募集ポジションを確認して、

「自分の経歴のどこに反応したのだろう」

と考えてみると、そのスカウトの意図を読みやすくなります。

スカウト文面が具体的なら、自分の経歴との接点を見る

スカウトが届いたときは、会社名や年収だけでなく文面を確認します。

特に見たいのは、自分の経歴について具体的に触れている部分です。

たとえば、

「○○の経験を拝見しました」

だけでは、それほど多くの情報はありません。

一方で、

「○○社で担当された△△の経験が、今回募集している□□のポジションと近いと考えました」

という内容なら、少なくとも何を見て連絡したのかは具体的です。

大切なのは、文章が丁寧かどうかではありません。

自分の経歴と募集ポジションの接点が具体的に書かれているかです。

「特別に選ばれた」と感じる文面でも、そのまま受け取らない

スカウトには、候補者に興味を持ってもらうための言葉が含まれることがあります。

そのため、

「ぜひ一度お話ししたい」

「経歴を拝見して興味を持った」

「社員から紹介された」

といった言葉を見ても、その言葉だけで応募を決める必要はありません。

確認したいのは、その先です。

誰が自分の何を見たのか。

なぜ今回のポジションに合うと考えたのか。

実際にどのような仕事を任せたいのか。

ここまで確認すると、スカウトの「特別感」と実際の転職価値を分けて考えられます。

私自身、企業の人事から「社員から紹介された」という趣旨のスカウトを受け、実際にその内容を確認したことがあります。

そのとき何が起きたのかは、こちらの記事にまとめています。

スカウトが届いたら「なぜ自分なのか」を確認する

興味のある会社からスカウトが来た場合、すぐ応募する必要はありません。

まず人事に確認します。

「私のどの経験を見てお声がけいただいたのでしょうか」

これだけでも構いません。

回答から、

・自分の経歴をどこまで見ているのか
・募集ポジションとの接点は何か
・企業が期待している経験は何か

を判断する材料が増えます。

逆に、スカウトが届いた理由を自分で想像して補う必要はありません。

分からないなら、相手に聞けばいいのです。

スカウトされたからといって選考を通過するとは限らない

ここは分けて考える必要があります。

企業からスカウトされたことと、その後の書類選考や面接を通過することは別です。

スカウトを送る段階では興味を持たれていても、職務経歴書を詳しく確認したり、面接で経験を聞いたりすれば、募集ポジションとの違いが見つかることがあります。

そのため、スカウトの時点で評価された経験が、そのまま書類選考や面接でも評価されるとは限りません。

応募条件を満たしているのに書類選考で落ちる理由については、こちらで詳しく解説しています。

スカウトされた会社だけを見て転職先を決めない

スカウトが来ると、その会社を中心に転職活動を考えたくなることがあります。

特に、知名度のある会社や年収の高い求人なら魅力的に見えます。

しかし、スカウトされたことと、その会社が自分にとって最も条件の良い転職先であることは別です。

仕事内容、年収、働き方、今後のキャリアなどを他の求人と比較して判断します。

スカウトをきっかけに企業を知ることには価値があります。

ただし、選択肢をその会社だけに絞る理由にはなりません。

転職エージェントも含めて他の求人を確認しておけば、自分の経験が他社ではどのように評価されるのかも比較できます。

企業からスカウトが届いたら、届いた理由を確認してから判断する

企業の人事から直接スカウトが届くこと自体は、転職先を広げるきっかけになります。

ただ、見るべきなのは「スカウトされた」という事実だけではありません。

自分のどの経験を見たのか。

募集している仕事と自分の経験がどこでつながるのか。

なぜ自分に連絡したのか。

ここを確認します。

そのうえで仕事内容や条件が自分の転職目的に合っているなら、話を聞いてみればいい。

スカウトの特別感ではなく、自分にとってその転職に価値があるかで判断することが大切です。

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この記事を書いた人

元Amazon Web Services(AWS)社員。Loop面接を担当し、多数のITエンジニア・コンサルタントの採用に携わる。

現在はITコンサルティング会社でマネージャーとして採用・育成にも従事。

自身も8回の転職を経験しており、採用する側・採用される側の両方の視点から、30代・40代IT人材向けに転職情報を発信している。

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