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応募先に知人がいると転職は有利?リファラルのメリットと注意点

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応募先に知人がいる場合のメリットと注意点を考える30代後半の男性イラスト

応募したい会社に、以前一緒に働いていた人や知人がいる。

そんなとき、

「知り合いがいるなら、普通に応募するより有利なのでは?」

と思いますよね。

実際、人脈が転職でプラスに働くことはあります。

知人から会社の実情を聞けることもありますし、リファラルで紹介してもらえることもあります。

ただ、ここには少し注意したいところがあります。

「応募先に知人がいる」「リファラルで紹介してもらう」「その会社に採用される」は、それぞれ別の話です。

人脈があるから必ず有利になるわけでも、リファラルだから必ず採用されるわけでもありません。

私は以前運営していたブログでも「人脈が逆効果になることがあります」という記事を書きました。

当時から感じていたのは、人脈は使い方と相手との関係によって、プラスにもマイナスにもなり得るということです。

今回は、応募先に知人がいるときにどう考えればいいのか、一緒に整理してみましょう。

目次

知人がいるだけで「有利」とは限らない

応募先に知っている人がいると、少し安心しますよね。

でも、まず分けて考えたいのが、

「その会社に知人がいる」ことと「その人から推薦されている」ことは違う

という点です。

以前同じ会社で働いていた。
仕事で付き合いがあった。
何度か一緒に仕事をした。

これだけなら、お互いを知っているという関係です。

その人が、

「この人ともう一度働きたい」

と思っているかどうかまでは分かりません。

ですから、知人がいることだけを理由に「自分は有利だ」と考えるより、まず自分の経験と求人が合っているかを見てみましょう。

人脈はその後に考えても遅くありません。

過去の関係がそのまま現在の関係とは限らない

以前は仲が良かった相手でも、転職先では立場が変わっていることがあります。

元同僚だった人が、今はマネージャーになっているかもしれません。

反対に、自分の方が以前は上司だったということもあります。

応募先の部署に昔の知人がいて、その人が採用や配属に関係する立場だったらどうでしょうか。

「昔から知っているから安心だ」

と思ってくれる関係もあるでしょう。

一方で、過去の関係を現在の職場へ持ち込みたくないと考える人がいても不思議ではありません。

人間関係ですから、こちらだけで相手の気持ちを決めることはできません。

だからこそ、昔の知り合いだから有利だと決めつけず、今の関係を見ることが大切ですね。

応募前に連絡できる関係なら、一度話してみる

普段から連絡を取れる相手なら、応募前に話してみる方法があります。

いきなり、

「紹介してください」

と頼む必要はありません。

たとえば、

「転職を考えていて、○○社のこの仕事が気になっているんだけど、実際どんな感じ?」

くらいなら、自然に聞ける関係もありますよね。

その会話から、

  • 今もその求人を募集しているのか
  • 実際にはどんな仕事なのか
  • 自分の経験と合いそうか
  • 直接応募した方がいいのか
  • リファラル制度を利用できるのか

など、求人票だけでは分からないことが見えてくる場合があります。

相手から、

「応募するなら紹介するよ」

と言われたら、そのときにリファラルを検討すればいいでしょう。

反応が曖昧なら、無理に紹介を頼まず通常の応募方法を選ぶこともできます。

人脈を使うと先に決めるのではなく、まず話してみてから考える。

そのくらいの距離感でいいと思います。

リファラルでも「紹介された=採用」ではない

知人から会社を紹介してもらい、リファラルで応募できることもあります。

これは単に「応募先に知人がいる」状態とは少し違います。

社員が候補者を会社へ紹介する仕組みで、会社によっては、採用など所定の条件を満たした場合に紹介した社員へ報奨金が支払われる制度もあります。

そしてリファラル応募は、選考でプラスに働くことがあります。

ただし、ここは期待しすぎない方がいいですね。

リファラルで紹介されたからといって、採用が決まるわけではありません。

採用基準を満たしているか。
募集ポジションに経験が合っているか。
面接でどう評価されるか。

こうした部分は、リファラルでも見られます。

採用側で候補者を見てきた私の経験では、社内の人から「以前一緒に働いたことがある」「こういう仕事ができる人だ」といった情報が共有される場合、それが候補者を見る材料の一つになることはありました。

ただし、紹介者がどこまで選考に関わるか、紹介された情報をどう扱うかは会社によって異なります。

つまりリファラルは、

「合格させてもらう仕組み」ではなく、候補者について採用側が得られる情報が増える場合がある応募方法

くらいに考えておくといいでしょう。

紹介してもらえるなら、その機会は活用する。

でも、

「リファラルだから受かるはず」

とは考えない。

このくらいがちょうどいいですね。

紹介料があるから推薦している、とは限らない

リファラル制度では、紹介者に報奨金が支払われる会社もあります。

これを知ると、

「では、紹介料が欲しいから自分を紹介しているだけなのでは?」

と少し気になる人もいるかもしれません。

そう思う気持ちも分かります。

ただ、紹介制度や報奨条件は会社によって違いますし、紹介者の動機も外からは分かりません。

報奨金があるというだけで、紹介者の推薦まで疑う必要はないでしょう。

気になるのは紹介者の動機より、

自分がその会社や求人に本当に興味があるか

です。

紹介されたから応募するのではなく、仕事内容や条件を自分でも確認して決めましょう。

「知っている人だから推薦してくれる」と期待しすぎない

昔一緒に働いた人なら、自分のことをよく知っている。

だから応援してくれるはずだ。

そう思いたくなることもありますよね。

でも、紹介する側にも現在の仕事や立場があります。

リファラルで候補者を紹介するということは、自分の名前とともにその人を会社へつなぐことでもあります。

そのため、

「知っている」と「仕事相手として推薦できる」は別の判断

です。

紹介してもらえなかったからといって、それだけで人間関係まで否定されたと考える必要はありません。

その会社では紹介しにくい事情があるのかもしれません。

そこは切り分けて考えた方が、気持ちも楽ですね。

人脈を使わなくても応募方法はある

知人へ相談した結果、

「今回は紹介を頼みにくいな」

と思うこともあるでしょう。

それなら通常の方法で応募すればいいんです。

企業へ直接応募する方法もありますし、転職サイトや転職エージェントを利用する方法もあります。

人脈があるから紹介。

人脈がないから転職エージェント。

そんなふうに一つに決める必要はありません。

求人、自分の経験、知人との関係を見ながら、その会社に合う応募方法を選んでいきましょう。

自分で応募するか転職エージェントを使うか迷っている場合は、「公開求人は自己応募が有利?採用担当が教える転職エージェントとの本当の違い」で応募方法の違いを整理しています。

転職エージェントを利用する場合は、「ITエンジニアにおすすめの転職エージェント6選|目的別の選び方を解説」で、転職目的に合うサービスを比較できます。

人脈は「使えるか」より、今の関係を見て考える

応募先に知人がいると、それだけで少し心強く感じます。

会社のことを聞ける。
仕事内容を確認できる。
場合によってはリファラルで紹介してもらえる。

これは人脈があるからこそのメリットです。

でも、人脈があるから必ず有利になるわけでも、リファラルだから採用されるわけでもありません。

まず、

その人とは今どんな関係なのか。
応募について相談できる相手なのか。
紹介を頼むのが自然な関係なのか。

そこから考えてみましょう。

相談できるなら話してみる。
紹介してもらえるなら選択肢として利用する。
難しそうなら通常の方法で応募する。

どれを選んでも構いません。

人脈を無理に「使う」ことより、今ある関係を大切にしながら、自分が納得できる応募方法を選んでいきたいですね。

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この記事を書いた人

元Amazon Web Services(AWS)社員。Loop面接を担当し、多数のITエンジニア・コンサルタントの採用に携わる。

現在はITコンサルティング会社でマネージャーとして採用・育成にも従事。

自身も8回の転職を経験しており、採用する側・採用される側の両方の視点から、30代・40代IT人材向けに転職情報を発信している。

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